ジャンル・エリア : 動物 | 生き物 | 石川 2021年03月16日
七尾市と穴水町にまたがるのと里山海道の別所岳サービスエリア(SA)に、新たなヤギのアイドルが誕生した。12日に生まれたばかりの双子。仲良く元気に跳ね回り、利用者を癒やしている。
家族連れが楽しめるようにと2015年から、SAの観光物産施設「奥能登山海市場」が、穴水町の畜産農場「たんぽぽファーム」の協力を得て、ヤギを敷地内の小屋で飼育。今ではSAの人気者となっている。
双子の子ヤギは、昨年から飼育されている雌のヤギ「あずき」(3歳)が12日昼ごろに出産した。ともに雌で、親同様に背中に黒い線が入っているのが特徴。1匹は親譲りの小豆色の毛並みで、もう1匹は全体的に白く、足に黒い靴下をはいたような模様がある。
生まれた直後は小屋からなかなか出てこなかったが、15日には外に出てぴょんぴょんと遊び回る様子が見られた。双子で身を寄せ合って眠る姿も愛らしく、同施設の橋爪和夫店長(63)は「新型コロナウイルスで暗いニュースが多い中、明るい話題になってくれれば」と願った。昨年、あずきが産んだ雌ヤギのあんこも今月初めごろにたんぽぽファームで子どもを出産し、元気でいるという。
双子の名前は現在募集中で、施設の店頭や電話などで受け付ける。(問)奥能登山海市場0767(78)1021
(森本尚平)