ジャンル・エリア : 自然 | 静岡 2021年11月26日
静岡市葵区黒俣の県天然記念物「黒俣の大イチョウ」が見頃を迎えている。高さ約20メートルの巨木が豪快に色づき、見物客や地元住民らを喜ばせている。
小高い丘陵に立ち、樹齢は約5、600年とも言い伝えられる。住民に親しまれ、約20年前に近くに遊歩道と休憩所が整備された。
緑の多い山間地の黒俣の中でイチョウの黄色が映え、県内外から見物客が訪れるという。見頃は12月初めごろまでの見込み。
農家民宿を営む柿平一恵(いちえ)さん(72)は「昔は子どもが木登りをするなど愛されてきた。黒俣のシンボルのような存在」と話した。 (中川紘希)