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【富山】ブリ38匹が仲間入り 魚津水族館に2年ぶり

ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 水族館 | 生き物  2022年03月01日

富山湾大水槽に仲間入りしたブリ=魚津市の魚津水族館で

富山湾大水槽に仲間入りしたブリ=魚津市の魚津水族館で

 魚津水族館(魚津市)の富山湾大水槽にブリ38匹が仲間入りした。2019年12月以来、約2年ぶりの投入。これまでは年に一度、アクリル製の側面に体をぶつけて傷ができたブリを引き上げ、新しいブリと交換していたが、同年夏から水槽を暗くしたことで展示期間が長くなった。

 ブリの夜にゆっくり泳ぐ習性を生かし、水槽内に6~8基あった照明を1基だけに減らし、弱い青色の補助照明を点灯するだけにした。明るさは以前の5、6分の1になった。

 新しいブリは徳島県で養殖された。体重は1匹5キロ程度と小ぶり。飼育員6人がトラックヤードでブリを受けて抱え持ち、3階まで階段を駆け上り、水槽に放した。併せてヒラマサ10匹も入れた。

 ブリは小顔で、光を反射する銀色の体が特徴。水槽内を大回りせず群れをつくって2つの擬岩の間を周回しているため、見分けることができるという。飼育員の西馬和沙さん(26)は「徳島産のハマチが富山湾のブリになる様子を見てほしい」と話した。

 水族館は内部改修のため休館中。5日から営業を再開する。(松本芳孝)