ジャンル・エリア : グルメ | 三重 | 果物 | 特産 2023年06月21日
津市内の観光農園で、ブルーベリー狩りの営業が始まった。味や食感が異なるさまざまな品種を自由に摘み取り、食べ比べできるのが魅力。訪れた人たちが、もぎたての甘い実を楽しんでいる。 (寺岡葵、鎌倉優太、横田航洋)
40種類が次々 赤塚ガーデン
赤塚植物園(高野尾町)が3年前から運営する「赤塚ブルーベリーガーデン」(同)では、9000平方メートルの広大な園内で約40品種1000株のブルーベリーを食べ比べできる。
品種は「ハイブッシュ」と「ラビットアイ」の2系統に分けられる。現在は、粒が大きくて甘いハイブッシュが食べ頃。7月上旬からは、食感が良く味が濃いラビットアイが実をつけ始める。
今年は春以降の気温が高くなりすぎず、多くの実をつけているという。ガーデン事業部の池田友幸部長(55)は「スーパーでは味わえない完熟の甘みを感じてほしい」と呼びかけている。
営業は8月中旬ごろまで。午前9時~正午と午後1~4時の2部制で、料金は大人2000円、小学生1500円、4歳以上の幼児500円。月曜と木曜定休。予約はホームページから。(問)赤塚ブルーベリーガーデン=090(6384)1186
こだわりの無農薬栽培 ポケットさん農園
開園して4年目となる「ポケットさんのブルーベリー農園」(久居明神町)は、規模や品種数を年々拡大。今季は約2000平方メートルの畑に500本をそろえ、50品種を味わえる。
農薬を使わずに育てるのが園のこだわり。犬の美容室と兼業しながら栽培する園主の川合利昌さん(44)は「品種や季節ごとに味が変わる。何度も来てもらえたら」とアピールする。
ブルーベリーを使ったかき氷やスイーツも販売するほか、バスケットボールのゴールやブランコなども構える。家族で訪れた松阪市徳和小学校1年の児童(6つ)は「もぎ取るのが楽しい」と喜んでいた。
営業は8月中旬まで。午前9時半~午後4時。大人1800円、小学生1200円、未就学児は500円、3歳以下は無料。不定休で、平日は完全予約制、土日も予約が望ましい。予約はホームページや電話=080(4213)7750=から。