ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 工芸品 | 芸術 2023年11月14日
高岡市美術作家連盟展が同市美術館で開かれている。市芸術祭(北陸中日新聞後援)の一環で、19日まで。
同連盟所属の会員116人が出展した日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真の6部門の作品計116点を展示している。同連盟、市芸術文化団体協議会、高岡市民文化振興事業団の主催。
10日は開会式があり、同協議会の氷見哲正(てっしょう)会長、同連盟の氷見長徳(たけのり)委員長らがテープカットした。
氷見会長は「水準の高さを内外に示す連盟展として楽しみにしている」とあいさつし、10月に死去した人間国宝(鋳金)の故大澤光民(おおざわこうみん)さんを悼んだ。
本年度の高岡市民美術展グランプリに選ばれた佐藤カオル子さんの洋画「つながり」をはじめ、会員作家の近作や自信作が並ぶ。
故大澤さんの作品の一つとして鋳ぐるみ鋳銅花器「流星」を展示。市美術館の村上隆館長が鋳ぐるみ技法や作風を解説した。
16日までは午後1時半~2時にギャラリートークを行う。開館時間は午前9時半~午後5時(入館は午後4時半まで)。観覧無料。
市芸術祭は52回目で全体テーマは「英華発外(えいかはつがい)」。12日には、音楽公演を市生涯学習センター4階ホールで催す。(武田寛史)