ぽぷっ♪

 

文化の妖精ぽぷかるでございます。

 

目前に迫って参りました宮七夕まつりコスプレパレード4th with をもっと楽しんでもらうために、ぽぷいち第5回目を張り切ってお送り致します！！

 

ところで、皆様は「名古屋の霊峰」とも呼ばれる「喫茶マウンテン」をご存じでしょうか。

奇々怪々なメニューで一世を風靡した、今では名古屋の観光名所の一つにまで数えられる伝説の山…。

そんな伝説に対抗しうる存在が、ここ一宮にも存在しているのでございます。

 

「名古屋の霊峰」に対し、

「一宮のゴッサム・シティ」とでも言うべきでしょうか…！

 

その名も「お茶漬け専門&イタリア料理 ニューヨーク」でございます！！！

 

そんなわけで今回は【真清田神社に隣接するお店シリーズ第２弾】といたしまして、

ニューヨークさんを紹介したいと思います！

 

この「ニューヨーク」という店名、オーナーがアメリカ出身で…とかではなく、

なんとメニュー数が「249種類」あるため、だから「249→ニューヨーク」という、

店名からして既にダジャレが飛び出す、一切の油断ができないお店なのでございます。

 

その油断できなさは外観・看板から既にひしひしと伝わってきます。

「お茶漬け専門って書いてあるのに、イタリア料理も…？！」

「その上、店の名前はニューヨークで星条旗が掲げられてる…？！」

そんなツッコミどころは、メニュー内容を見てしまえば些細な問題と成り下がります。

 

…メニュー名を並べただけでも、かの霊峰に匹敵していることがよく分かるかと思います。

 

織田信長と梅宮辰ちゃんの名前が並んでいる光景はここでしか見られないでしょうし、

そこからエレベーターを挟んでEXILEと続き…ここの一文だけ見た人からすれば、時を越えたオールスター感謝祭でございます。

 

そんな中、今回いただきましたのは

　「鯛吉兆」

　「エレベーター」

　「パイナップル茶漬け」

の３つでございます。

 

まず「鯛吉兆」がコチラ。

 

どうでしょう、先程までの怪しい雰囲気とはうって代わり、正統派の和食が出てきました！

鯛のお刺身に味噌だれをつけて頂くも良し、味噌の載ったご飯の上に重ね、出汁をかけて頂くも良し…。

お味も非常にお上品で、なによりご飯にかける出汁が非常に美味しいのでございます。

 

さて、正統派の次は、名前から内容がまったく想像できない「エレベーター」の登場です。

 

出てきたお料理を見ても、どこがエレベーターなのかわかりません。

自力で答えを出すのをギブアップし、マスターにお聞きしたところ

 

「見てごらん、ご飯の周りには海苔、ご飯の上には昆布。そして油揚げと、大根おろしを足して食べる。」

「つまり　海苔　昆布　　揚げ　おろし　があるわけだ。」

 

「これを繋げて読んでごらん。

　乗り込んで、上げて下ろしてエレベーターってね！」

 

「あとバナナが添えられているだろう？」

 

「これで、そんなバナナ、ってね！」

 

といった具合に、全力でダジャレのメニュー名でございました…。

ちなみにこちら、お名前こそおちゃらけていますが、お味はちゃんと美味しく頂ける和食でございますので、ご安心を！

 

 

そして満を持して登場するのがコチラ。

 

「パイナップル茶漬け（要予約）」でございます。

こちら茶漬け、と名前がついていますが、かけるのはお出しではなく牛乳なのでございます。

ご飯に牛乳かけるとか、大惨事になるのでは…と思いつつも、えいやっ！とかけて、口に運びますと…？！

 

なんと、思ったよりちゃんと食べられるお味なのでございます…！（失礼）

 

マスター曰く、

「いくらなんでも牛乳そのまんまは出さないよ、食えるように８種類くらい追加して手を加えてあるんだよ」

とのことで…一見すると「食のバイオハザード」かもしれませんが、食べれないことはない、絶妙に微妙なお味でございました。

 

数々のぶっとび茶漬けが飛び出すニューヨークさん。

 

しかし、薄々感付かれている方もいらっしゃるかもしれませんが、

そもそもこのマスターがとんでもないお方なのでございます。

 

まずお名前が金贅沢(ｷﾝ　ｾﾞｲﾀｸ)さん。

なんと、この「贅沢」さんというお名前は本名だそうで、お名前の時点でそこらの料理人と一線を画する存在でございます。

マスター曰く

「この名前のお陰で金に困ったことはないよ！」

とのこと…。

また「休日は銀座でお寿司を食べ歩く」「アフリカ以外の国は全て行った」など、非常にアクティブなお方です。

 

こんなニューヨークさんですが、こちらの店は近い将来閉店する予定だそうです。

理由を尋ねると

「屋台を引いて日本各地の漁港をめぐり、そこの魚でお茶漬けを売り歩く…というのをやってみたいんだよ」

という壮大な夢のため、だそうです。

ちなみにこの理由は「聞くたびに変化する」ともっぱらの噂ですが、辞める予定は間違いない、とのことです。

 

とにかく、残された時間はあと少し！

僅かでも興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、是非コスプレパレードの合間を縫って、

「一宮のゴッサム・シティ」のミステリーツアーに挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

ちなみにニューヨークさんは予約制で対応されていますため、

七夕祭り前後は予約が殺到するかと思われます。

気になる方はお早めにお電話を！！！

 

ｂｙ文化の妖精ぽぷかる