2019年09月08日

　日米貿易交渉の取材が夜遅くまでかかりそうなので、出前を取ろうと、職場の仲間と食事宅配サービス「ウーバーイーツ」で中華料理を注文した。海外の生活で食事は数少ない楽しみの一つ。心待ちにしていると、５分もたたないうちにあと数分で到着すると通知があった。

　慌ててオフィスの入ったビル１階まで下りて、スマートフォンを見ながら待っていると、あと数百メートルまで近づいていた配達員の位置表示が突然消え、「配達が完了しました」と表示が出た。間違ったところに配達したのかと心配になり、念のため中華料理店に電話を入れてみると、「もう料理はできているのに、まだ配達員が現れない」と先方も困った様子。どうやらシステムが誤作動したようだ。

　そこでウーバー側に連絡を取り、事情を伝え「多少時間がかかってもいいから、配達してほしい」と頼んだが、届かず、仕事の都合もあって、結局、泣く泣くキャンセルすることに。お金は戻ってきたが、結局、夕食は近所のマクドナルドで済ませた。手軽で便利と人気のウーバーイーツだが、初挑戦した私にとっては、ほろ苦いデビューとなった。　（白石亘）