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北京 PCR検査を2回も

2020年08月29日

 北京で1週間に2回もPCR検査を受ける経験をした。中国の李克強(りこくきょう)首相らの会見に出席するためのもので、記者だけでなく同席する政府関係者も一緒に受けた。

 検査の日は、2日とも早朝に市内のホテルで集合。イスに座り口を開けると、医療スタッフが、のどの奥に綿棒を入れぬぐった。2回とも陰性でほっとしたが、検査自体はすぐに終わり、少し拍子抜けした。

 中国では、記者会見や重要会合で出席者がPCR検査を義務付けられることがあり、受検の条件は日本に比べると緩いようだ。武漢市では5月、全市民の約1000万人を対象にした大規模な検査を実施した。人数が膨大なため、5人分の検体を混ぜて検査し、陽性になった場合は5人全員を再び検査するという、いかにも中国らしい、効率を優先した手法で行った。

 結果、無症状の300人が陽性反応となった。全員検査がなければ、この300人から、さらに感染が拡大していた可能性は高く、一定の効果があったことは確かだ。日本と事情が違うとはいえ、積極的に検査をして感染者を割り出す中国のやり方は参考になる。

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