ジャンル・エリア : 展示 | 工芸品 | 文化 | 石川 | 芸術 2018年11月11日
卓越した技術が光る全国の工芸品が並ぶ作品展「重要無形文化財保持団体秀作展 日本の伝統美と技の世界」が10日、輪島市の県輪島漆芸美術館で始まった。入場無料。12月10日までで、会期中は無休。(関俊彦)
地元の伝統漆器「輪島塗」をはじめ、色鍋島(佐賀県)や小鹿田(おんた)焼(大分県)などの陶磁器、久留米絣(くるめがすり)(福岡県)や宮古上布(沖縄県)などの織物など22市町村の14団体による作品65点が並ぶ。輪島塗や伊勢型紙(三重県)など一部の工芸品に触れられるコーナーもあるほか、各工芸品の歴史や制作工程が分かるパネルも並べている。
全国重要無形文化財保持団体協議会などが主催。市の担当者は「国の認めた最高峰の技術を駆使した逸品ばかり。それぞれの団体の伝統の技術も見てほしい」と魅力を語っている。
作品展は、20~26日には、金沢市のしいのき迎賓館でも開催する。
韓国や中国、タイなどアジア各国の漆器を展示した企画展「アジアの漆芸」も10日から輪島漆芸美術館で始まった。来年1月14日までで、企画展には入館料が必要。