ジャンル・エリア : イベント | エンタメ | 福井 2019年02月19日
坂井市を中心に活動する地元中高生の電子オルガン演奏ユニット「AMUSE(アミューズ)」が3月10日、最初で最後の単独ライブを市内で開く。同じ音楽教室に通う3人で一昨年に結成し、各種イベントなどで演奏してきた。メンバーたちは「ライブを2年間の集大成にしたい」と練習に打ち込んでいる。
メンバーは鈴木智也さん(17)=福井高専2年、小林弥優人(みゆと)さん(17)=藤島高2年=と弟の希光(きら)さん(13)=春江中1年。単独ライブは、大学受験を控えた鈴木さんと弥優人さんが活動から距離を置くため、「自分たちのライブを自分たちでつくろう」と企画した。ハートピア春江(春江町西太郎丸)の小ホールで午後1時半から開く。
3人は、電子オルガン講師の宗広朋恵さん(坂井市)に学んでいる。楽器メーカー主催の大会にそれぞれソロで出場するなどしていたが、年齢が近いこともありアンサンブルでの出場を宗広さんに勧められ、結成した。
初出場した一昨年の同大会北陸大会では、最高賞の金賞を受賞。その後も県内のイベントに出演したり、ソロ活動したりして、昨年の北陸大会ではドラムの末永千尋さん(19)=福井大=を加え、2年連続で金賞を獲得した。
合奏するアミューズの活動では「バンド感を大切にしている」と鈴木さん。「ソロはコンサートで、アンサンブルはライブのイメージ」(弥優人さん)、「いつもと違う曲を弾ける」(希光さん)と、息を合わせた演奏の魅力や楽しさを実感してきた。
そんなライブ感や生きた音を大切に練習を重ねる3人は、「楽しませる」を意味するアミューズの名の通り「楽しさが伝わるようなライブにし、観客と一緒に楽しい時を過ごしたい」と張り切っている。
ライブは入場無料。(問)宗広さん=090(6810)1446
(中田誠司)