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【愛知】自虐PRポスター、豊根村に「いいね!」 反響で観光効果も

ジャンル・エリア : まちおこし | グルメ | 愛知 | 特産  2019年09月17日

東三河広域連合が作った豊根村のポスター

東三河広域連合が作った豊根村のポスター

 チョウザメが、村の人口を超えましたので、食べに来てください。

 そんな豊根村のPRポスターが、反響を呼んでいる。人口減少を逆手に特産品をアピールする“村自虐&村自慢”は会員制交流サイト(SNS)で大ウケ。豊橋駅や道の駅など各施設で、観光客を笑わせている。

 ポスターは東三河広域連合が東三河地域8市町村分についてそれぞれ製作したうちの1枚。広告会社が提案した自虐的キャッチコピーを豊根村側が気に入り村におけるチョウザメ養殖の第一人者である熊谷仁志さん(60)が満面の笑みでチョウザメを抱きかかえる写真を背景に、キャッチコピーを白文字であっさりと載せるデザインに仕上がった。

 昨秋登場したこのポスターは、漫才コンビ「マヂカルラブリー」のツッコミ役で、新城市出身の村上さん(34)=芸名、本名鈴木崇裕さん=によるツイッター投稿から一気に拡散。帰省の際、ポスターを発見した村上さんが「大変なことになってるっぽい」と紹介したところ、「ニュージーランドの羊か」などと反響が殺到し、これまでにリツイート(転載)が約2万7000に達した。

 豊根村のチョウザメ養殖は2012年に開始。キャビアの採取までには稚魚から育てて7~10年かかる。このため、まだキャビア提供の見通しは立っていないが、16年から雄の肉を使った料理の提供を町内飲食店で始め、一足早くチョウザメ養殖の村としてイメージづくりを進めている。

 村地域振興課の稲垣淳さん(49)は「駅に貼ると聞いていたので、多少の効果はあると思っていたが、ここまで話題になるとは思っていなかった」と話す。

 例えば、同村の道の駅豊根グリーンポート宮嶋で提供しているチョウザメ団子の香酢定食(税込み1000円)は、ポスターが話題になって以降、売り上げが約5倍に伸びたといい「自虐であっても、とにかく村が話題になってよかった」(稲垣さん)と反響を喜んでいる。

 ちなみに、村の人口1099人(8月31日現在)に対し、チョウザメの数は約5000匹。

 (山谷柾裕)

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