ジャンル・エリア : 城 | 岐阜 | 神社・仏閣 2019年11月28日
岐阜市近郊の寺社でブームを呼んでいる、毎月最終金曜日限定の「金の御朱印」が広がりを見せている。29日、郡上八幡城(郡上市)で新たに授与が始まる。県内の「金運の聖地」は計13カ所となる。
郡上八幡城を管理する郡上八幡産業振興公社が、販売を開始する来城記念の「金の城御朱印」。通常の朱色で彩られた城御朱印の代わりに、金色のシルクスクリーン印刷で歴代城主の家紋と市松模様をあしらって豪華に仕上げた。1枚300円で、天守の入り口で販売する。12月は年末の休館日と重なるため、20日に前倒しして発行する。
郡上八幡城では2016年に城御朱印の販売を開始。売り上げを城の整備に向けた基金づくりに役立てるほか、熊本地震で被災した熊本城の復興のために寄付している。
鬼岩観光協会(瑞浪市)も11月29日、同市日吉町の鬼岩ドライブイン内の御朱印所で新しいデザインの金の御朱印を発行する。料金は300円。
ブームのきっかけとなった岐阜市の金神社の「金の御朱印」を企画し、各地で取り組みを支援している岐阜市のまちづくり団体「ひとひとの会」代表の佐藤徳昭さん(50)は「まだ金の御朱印がない飛騨地方も含め、来年は金の御朱印やパワースポットで岐阜の経済を活性化させたい」と意欲を述べた。金にまつわる商品開発も計画しているという。
金の城御朱印の問い合わせは郡上八幡産業振興公社=0575(67)1819、その他の問い合わせは佐藤さん=090(7026)1010
(林勝、下條大樹)