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【石川】日本建築の巨匠 世界での業績 谷口館で9人紹介展

ジャンル・エリア : 展示 | 石川  2020年03月25日

坂茂さんの「オメガ・スウォッチ本社」の模型を説明するケン・タダシ・オオシマ教授=金沢市寺町で

坂茂さんの「オメガ・スウォッチ本社」の模型を説明するケン・タダシ・オオシマ教授=金沢市寺町で

 谷口吉郎・吉生記念金沢建築館の企画展「日本を超えた日本建築-Beyond Japan-」が、金沢市寺町の同館で開かれている。安藤忠雄さんや隈研吾さんら国内の建築家9人が海外で設計した建造物の模型や写真、映像を鑑賞できる。8月30日まで。(阿部竹虎)

 建築館は、金沢市出身で東宮御所などを手がけた故吉郎さん(1904~79年)の長男で建築家の吉生さん(82)が設計し、昨年7月に開館した。企画展は2回目。歴史的な町並みと現代建築が共存する「建築のまち」金沢の市民らに、建築文化への理解を深めてもらおうと、吉生さんと親交のあるワシントン大のケン・タダシ・オオシマ教授(建築史)を中心に企画した。

 取り上げたのは、吉生さんが関わった米国ニューヨーク近代美術館(MoMA)のほか、安藤さんが米シカゴのれんが造りのアパートを改造したギャラリーなど8件。

 坂(ばん)茂さんがスイスで設計した時計メーカーのオメガ・スウォッチ本社のほか、金沢21世紀美術館で知られる妹島(せじま)和世さんと西沢立衛(りゅうえ)さんが手がけたフランスのルーブル美術館の分館もある。英国北部の河川に張り出すようにして建てた隈さんの「ヴィクトリア&アルバート・ミュージアム」や磯崎新さん、伊東豊雄さん、槙文彦さんの建築も紹介する。

 報道関係者向けの内覧会が開幕前にあり、オオシマ教授は「建築家が世界各地に残した素晴らしい建築を一部屋で全て見られる」とアピール。水野一郎館長も「最先端の建築文化を紹介したい」と語った。

 建築館は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて2月19日から臨時休館していたが、企画展に合わせて再開した。今後は、企画展で紹介した建築家が参加する講演会を開く計画もあるという。

 開館は午前9時半~午後5時。入場は同4時半まで。月曜休館だが、祝日の場合は直後の平日が休み。観覧料は一般800円、65歳以上600円、高校生以下は無料。吉郎さんが設計した迎賓館赤坂離宮和風別館「游心亭(ゆうしんてい)」の広間や茶室を再現した常設展示も見学できる。

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