ジャンル・エリア ： 甲信越 | 自然 | 花　 2020年06月11日

吹き抜ける風に揺れる色とりどりのポピー＝飯島町で

　飯島町飯島の体験施設「アグリネーチャーいいじま」に隣接する「アグリの丘ポピー園」で、色とりどりのポピーが見頃を迎え、吹き抜ける風に優しく揺れている。住民有志の「あぐりの丘花クラブ」が育てて４年目。６月いっぱいは楽しめるという。

　クラブ代表の羽生力雄（いさお）さん（８１）によると、飯島を花の里にしようと、遊休農地に種をまくところから始めた。種は１ミリほどと小さく、１年目はどこかに飛んでしまい育たなかった。２年目から米ぬかと混ぜる工夫をして、３年目からきれいに咲くようになった。

　徐々に栽培面積を広げ、現在は５０００平方メートルほど。昨年からはフジバカマを植えて、アサギマダラの舞う里も目指す。羽生さんは「新型コロナウイルス感染症の影響でイベントは中止になったが、多くの人に見てもらい、きれいと言ってもらえたら最高」と話した。　（石川才子）