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【福井】ひと夏越し熟成させた日本酒「ひやおろし」PR 西武福井店

ジャンル・エリア : まちおこし | グルメ | 福井  2020年09月09日

自慢のひやおろしをPRする蔵元の人たち=福井市の西武福井店で

自慢のひやおろしをPRする蔵元の人たち=福井市の西武福井店で

 ひと夏を越して熟成させた日本酒「ひやおろし」の販売が、県内で始まった。8日は福井市の西武福井店で、地酒の発表会が開かれた。今年は昨夏の高温で酒米が硬く、すっきりとした味わいが特長。蔵元杜氏(とうじ)の一人は「おいしくきれいな酒ができた」と胸を張った。

 ひやおろしは冬にしぼられた新酒を貯蔵し、秋に外気と貯蔵庫の温度が同じくらいになったころ、2度目の加熱殺菌をせずに「冷やのまま卸す」ことから名付けられたとされる。

 福井市の田嶋酒造の杜氏、田嶋雄二郎さん(32)は「最近は9月になっても暑いので、外気温と同じとはいかない」と苦笑しながらも、出来栄えには自信を持ち、「アルコール度が高く、脂の乗った魚やきのこなど濃い味の料理に合うはず」と薦めていた。同店新館地下1階で22日まで、18蔵元の計26銘柄を販売する。 (藤共生)