ジャンル・エリア : 展示 | 愛知 | 芸術 2020年09月08日
東京芸術大出身の3、40代の気鋭作家12人が新作を並べた日本画展が、名古屋市中区栄2の岩勝画廊で開かれている。10日まで。
15号までの作品15点を展示。同大Arts&Science LAB・特任准教授で県立芸術大非常勤講師を務める並木秀俊さんは、箔(はく)を細く切って貼り文様にする伝統技法「截金(きりかね)」を用い、バーナーで焦がしたキリの木を画紙代わりにした個性的な作品「凛(りん)」「八仙花」の2点を出品した。截金の金箔で描いたクジャクの羽が繊細な美しさを奏でる。
名古屋芸術大非常勤講師の岡村智晴さんは、SM(サムホール)を2枚横につなげたWSMサイズのパネルを額縁に収めた「木漏れ日blue」「木漏れ日green」の2点を展示している。
地元出身の松村公太さんは、幼い少女が金魚の乱舞する水槽を見詰める情緒あふれる作品「金魚姫」を出品した。 (小島哲男)