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【岐阜】「県の味」も素材に個性的プリン 白川郷に専門店オープン

ジャンル・エリア : グルメ | 岐阜 | 特産  2021年11月19日

「プリンを白川村の新名物にしたい」と話す店主の神田さん=白川村荻町「ぷりんの家」で

「プリンを白川村の新名物にしたい」と話す店主の神田さん=白川村荻町「ぷりんの家」で

 白川村荻町の合掌造り集落に、地元の食材を生かしたプリンの製造・販売店「白川郷 ぷりんの家」が、19日にオープンする。白川郷の湧き水を使った「水ぷりん」など、地元ならではの個性的なメニューを用意。神田将成(まさみち)代表(39)は、「村の新たな名物にしたい」と意気込む。 (松沢侑香)

 「水ぷりん」は、上半分をスタンダードなプリン、下半分は村の湧き水をゼリー状に固め、ほんのりオレンジの味付けをした。他にも、県内の郷土料理を組み合わせた「五平餅ぷりん」や、加茂郡白川町の抹茶を使った「白川抹茶ぷりん」なども提供する。

 店は築約150年の合掌造りの建物で、7月までは土産店を営んでいた。神田さんの祖父の代から続いた店だったが、新型コロナ禍で客足が遠のき、経営が厳しくなった。立て直すため「何か手はないか」と考え、自分の大好きなプリンを製造して、店を開くことにした。岐阜市で洋菓子店を営む所浩史シェフのもとに、飛び込みで弟子入り。出店に向けてプリンの開発を手伝ってもらい、商品を完成させた。

白川郷ならではの食材を使った、五平餅ぷりん(左)と水ぷりん

白川郷ならではの食材を使った、五平餅ぷりん(左)と水ぷりん

 神田さんによると、世界遺産の集落の中にプリン専門店があるのは、ここだけだとみられるという。神田さんは「プリンを求めて、村に来てくれたらうれしい」と期待した。

 価格は、水ぷりんが450円、五平餅ぷりんが480円、白川抹茶ぷりんが460円、なめらかぷりんが420円。水曜定休。営業は午前10時から午後4時半まで。(問)白川郷ぷりんの家=05769(6)1700