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【愛知】七宝焼に縁起物の龍と鳳凰 あま市で同意匠の作品集めた企画展

ジャンル・エリア : 展示 | 工芸品 | 愛知 | 芸術  2022年01月31日

 あま市の七宝焼アートヴィレッジで縁起物として伝わる龍と鳳凰(ほうおう)を表現した作品を集めた企画展「伝説の霊獣 七宝に描かれた龍と鳳凰」が開かれている。3月6日まで。

 龍と鳳凰は、ともに中国から七宝焼とともに日本に伝わったモチーフで、鳳凰は素晴らしい皇帝が誕生する時に現れるなど吉祥のきっかけを表現するという。今回は、名古屋市博物館の所蔵作品も含めて46点を展示した。

 鳳凰と龍を両方表現した「古代文」というデザインなど、明治から平成にかけての作品が並ぶ。特に、製造技術が確立したとされる明治後期ごろの作品は、精緻な線で龍などが描かれた。学芸員の内山智美さんは「伝説上の霊獣が作品によってそれぞれ違う描かれ方をしており、その違いも楽しんでほしい」と話す。

 期間中の2月6日午後2時には、学芸員による七宝焼の歴史についての解説がある。入館料大人310円、小中学生100円。(問)七宝焼アートヴィレッジ=052(443)7588