ジャンル・エリア : イベント | 展示 | 岐阜 | 芸術 2022年02月17日
多治見市の本町オリベストリート周辺で16日、春のなでしこまつりが始まった。3月3日までの期間中、多彩な展示や講座が開かれる。(片岡典子)
冬の閑散期にオリベストリートを訪れる人に、一足先に春らしい雰囲気を楽しんでもらおうと、周辺店舗の女性でつくる織部なでしこ会などが毎年開催している。今年はひな人形や花餅の展示などに約30店舗が参加した。
メイン会場のなでしこ蔵では、旭ケ丘公民館で活動するステンドグラス教室「ティファニー」が作品200点余を出品。ひな人形の絵柄の作品もあり、赤や青色のガラスを組み合わせ豪華な衣装を表現してある。教室の江村祐子代表は「外は寒いが、色とりどりのガラスで春を感じてほしい」と話す。
なでしこ蔵では、同市脇之島町の画家木全靖陛(きまたやすのり)さん(45)、イラストレーター宮崎はこさん(40)夫妻による作品展も開催。大黒天や招き猫がポップな雰囲気で描かれた夫妻合作の作品や、縦横1.8メートルの板に絡み合う2匹の竜が描かれた迫力あふれる作品など50点余が並ぶ。木全さんは「2人で作品展を開くのは初めて。全く違う世界観の作品を同じ場所に展示して、どんな意見をもらえるか楽しみ」と話す。
まつり期間中には周辺店舗などで手芸や木工といった20種類の講座を開催する。
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