【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【長野】上高地の新名物にクッキー開発 登山道維持へ収益一部は山小屋などに

【長野】上高地の新名物にクッキー開発 登山道維持へ収益一部は山小屋などに

ジャンル・エリア : グルメ | 特産 | 甲信越  2022年08月12日

山の日に合わせて販売が始まった稜線バタークッキー=松本市の上高地で

山の日に合わせて販売が始まった稜線バタークッキー=松本市の上高地で

 松本市の北アルプス・上高地の五千尺ホテル上高地と上高地ホテル白樺荘は、共同で「稜線バタークッキー」を開発し、山の日の11日に販売を始めた。収益の一部を登山道維持に取り組む山小屋などに寄付する。(右田誠弥)
 
 登山道整備は山小屋関係者が自主的に担っているのが現状。コロナ禍で収益が減少して負担が増していることから、山小屋を支援しようと商品開発を企画した。
 
 クッキーは、バターの風味を生かしつつ、素朴ながら飽きのこない味わいで、サックリとした歯応え。近代登山が始まったころに登山家が行動食として携行したとされるビスケットをイメージしたという。
 
 白樺荘の鳥居真太郎副社長(29)は「北アの山小屋と登山客、上高地にあるホテルの3者が深いつながりをつくれるものにしたかった」と商品に込めた思いを語った。
 
 価格は3枚入り300円、12枚入り1000円、24枚入り1800円。当面は両ホテルとインターネットで販売し、ほかの旅館やホテル、山小屋での販売も目指す。五千尺の田中寿穂執行役員(61)は「味を楽しみながら登山道維持に役立てられる商品として、上高地の名物にしていきたい」と話した。
 
 問い合わせは、五千尺ホテル上高地=0263(95)2111、上高地ホテル白樺荘=0263(95)2131