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【長野】大桑中「桑の葉クッキー」道の駅で人気 昨年度卒業生らが開発

ジャンル・エリア : グルメ | 特産 | 甲信越  2023年05月22日

買い物客にクッキーを販売する子どもたち=大桑村の道の駅「大桑」で

買い物客にクッキーを販売する子どもたち=大桑村の道の駅「大桑」で

 大桑村大桑中学校の昨年度の3年生16人が村内の桑の葉をすりつぶして混ぜたクッキーを開発し、21日に道の駅「大桑」で発売した。大木化した桑の木を活用し、新たな特産品を作る狙い。初日は、用意した60セットが午前中に売り切れる人気ぶりだった。

 村によると、かつて大桑は木曽谷で最も養蚕業が盛んだった。養蚕に必要な桑を村名や村章に用いているが、現在は衰退し、桑の木が残った。子どもたちは総合的な学習で地域の歴史を学び、地元出身のパティシエ宮上英樹さん(57)と、日持ちして手に取りやすい土産品としてのクッキーを開発。キャッチコピーやイラストを添えたパッケージ22種類も用意した。

 クッキーはほんのりとした緑色で、苦みのない素朴なバニラ風味。10枚入り1080円で、道の駅に置く。初日は子どもたちも販売を手伝い、桑の葉のイラストが描かれた帽子をかぶって商品をアピールした。木曽町の木曽青峰高校に進学した生徒(15)は「地元の良さを形にできてうれしい。桑の葉の上品な香りを楽しんでくれたら」と期待した。 (戸田稔理)

 
昨年度の大桑中3年生が開発した桑の葉クッキー

昨年度の大桑中3年生が開発した桑の葉クッキー