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【富山】江戸期に動植物、風景描く 高岡市博物館 堀川敬周の日本画初公開

ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 歴史 | 芸術  2022年08月30日

初公開された堀川敬周の作品=高岡市博物館で

初公開された堀川敬周の作品=高岡市博物館で

 高岡市博物館は、江戸時代後期に活躍した高岡町初の町絵師・堀川敬周(けいしゅう)の日本画3点を常設展お宝コーナーで初公開した。展示は9月19日まで。

 堀川は山水、花鳥、人物などいろいろな画題を習得し、漢詩人や俳人など文人墨客と親交を持ち、俳画や風俗画も描いたと伝えられている絵師。

 初公開した新収蔵品は7福神で長寿を授ける寿老人と鹿が描かれた「絹本著色(けんぽんちゃくしょく)寿老人図」、対幅でそれぞれ神職、サトイモの茎とイナゴを描いた「紙本淡彩祠官芋蝗(しかんうこう)図」、山あいから水が流れ落ちる風景画の「紙本淡彩山水図」。いずれも軸装。

 同館の担当者は「敬周が人物や植物、風景などいろいろな画題で描き、江戸時代に活躍していたことを知ってほしい」と話す。

 開館時間は午前9時〜午後5時(入館は午後4時半まで)。月曜休館(祝日除く)。入館無料。 (武田寛史)