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【静岡】明治期の貴重品一堂 菊川・黒田家資料館で「至宝」テーマに展示

ジャンル・エリア : 展示 | 歴史 | 静岡  2022年09月07日

黒田家が使った筆記用具箱などが並ぶ会場=菊川市の黒田家代官屋敷資料館で

黒田家が使った筆記用具箱などが並ぶ会場=菊川市の黒田家代官屋敷資料館で

 菊川市下平川の国重要文化財・黒田家住宅に隣接する黒田家代官屋敷資料館で、「黒田家の至宝」をテーマにした展示が開かれている。明治期に黒田家で使われていた日用品など約50点を紹介している。11月20日まで。

 黒田家が所有する約700点の収蔵品の中から、そろばんが内蔵された筆記用具箱や象牙製の筆立てなどの書具をはじめ、青磁の器やガラスのコップ、染め付け茶わんといった食器などを公開。いずれも当時は貴重品とされた品ばかりで、地域の有力者だったことがうかがえる。

 このほか、江戸時代後期の画家椿椿山が描いた「柳に鯉の絵」を含む掛け軸や、市内在住の洋画家すずき麗華さんによる黒田家長屋門の絵画、鎧兜(よろいかぶと)や火縄銃、矢筒などの武具も紹介している。

 入館料は160円で、市民と中学生以下は無料。月曜日と祝日の翌日は休館。(問)市教委社会教育課=0537(73)1137

 (夏目貴史)