ジャンル・エリア : 動物 | 富山 | 展示 2022年09月07日
世界中の野生動物と自然を撮影している写真家の吉野信(しん)さん(79)=群馬県伊勢崎市=の写真展「野生の輝き Glorious world of Wildlife」が高岡市福岡町のミュゼふくおかカメラ館で開かれている。25日まで。(武田寛史)
1972(昭和47)年にフリーランスの写真家になって50年間、ケニアやインド、米国、アラスカなどで撮影した作品群から選び出した120点を展示している。
キャッチフレーズ「この夏、カメラ館が野生の王国になる―」のとおり、水の中で休むベンガルトラ、チーターの家族、朝霧の中を歩くムース(ヘラジカ)など、厳しい大自然の中でたくましく生きる野生動物の息遣いまで感じさせる写真が並ぶ。
写真に深みを持たせるために同じ場所に10回は足を運ぶという。「動物を見つけたときが写すタイミング。逃げちゃうからね。自然のままに堂々と生きている生きざまをそのまま撮影している」と話す。
作品の中に、正座する孤高のチーターと樹上のハゲワシを撮影した写真がある。「チーターとハゲワシの作品は写した瞬間に『やったな』と思った1枚。今度は南米のジャガーを撮影してみたい」と語る。
開館時間は午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)。月曜休館(祝日の場合は翌日)。入館料は一般800円、高校生・大学生400円、中学生以下は無料。