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【岐阜】海津産イチジクでパフェやスムージー 地元カフェで限定メニュー

ジャンル・エリア : まちおこし | グルメ | 岐阜 | 果物 | 特産  2022年09月06日

海津市産のイチジクを使ったパフェ(右)とスムージー=海津市海津町馬目のTIKKERで

海津市産のイチジクを使ったパフェ(右)とスムージー=海津市海津町馬目のTIKKERで

 海津産のイチジクをパフェやスムージーで味わって―。開店1周年を迎えた海津市海津町馬目のカフェ「TIKKER(ティッケル)」が5日、地元の逸品を紹介する限定メニューを始めた。

 イチジクはオーナーの山田琢哉さん(47)の好物。山田さんによると、海津市南濃町の一部農家が作っており、知る人ぞ知る名産品で道の駅に並ぶとすぐに売れるという。カフェのスタッフへ「メニューにできないか」と相談すると、店長の伊藤麻理さん(25)が「高さがあって立派」と、形を生かしたパフェを提案した。

 イチジクの甘さを引き立てるためにレモンシャーベットや杏仁(あんにん)豆腐を使い、層を作ることで見た目も味の変化も楽しめるようにこだわった。そのためパフェは店内限定に。合わせて持ち帰りができるスムージーを開発した。どちらもイチジクを丸ごと2個分使う。イチジクは南濃町松山の農家山田明夫さん(74)と契約して、届けてもらっている。

 パフェは午後2時からの限定メニューで、950円。スムージーは700円。持ち帰り用のジャムも130グラム、380円で用意した。いずれも9月末までを見込むが、イチジクがなくなり次第終了する。

 マネジャーの水谷和美さん(38)は「海津市産として宣伝されていない農産物をメニューにすることで、市のことも知ってもらえる」と話す。店は写真共有アプリのインスタグラムで人気を呼び、遠方からの来客が多い。だからこそ「地元に愛される店にしたい、と強く思うようになった」と水谷さん。新たなつながりをこれからも生んでいく。

 開店記念日の16日からは、会計時に次回以降使えるクーポンを先着1000組へ配る。午前9時~午後6時。水曜休み。(問)ティッケル=0584(51)2718

 (藤野治英)