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【愛知】白い花びら、かれんに 豊田の自生地でシラヒゲソウ見頃

ジャンル・エリア : 愛知 | 自然 |   2022年10月03日

手入れされたシラヒゲソウ=豊田市御船町で

手入れされたシラヒゲソウ=豊田市御船町で

 豊田市の指定天然記念物であるシラヒゲソウが、同市御船町の自生地で見頃を迎えている。手入れしている地元有志「御船せせらぎ広場愛護会」によると、今月中旬まで楽しめる。

 花びらの先が白く細かく裂け、姿はひげを生やした仙人のよう。草丈15~30センチで、小さな花びらを5つ咲かせる。通常なら山地の湿地に生え、御船町のような低地に生えるのは珍しいという。1970年に県内で初めて確認された。

 「御船せせらぎ広場愛護会」はメンバー5人。約10年前に活動を始め、種まきや除草などに取り組む。メンバーの沢田文夫さん(76)は「今は300ほどの花が咲いている。ピーク時には400ほどになるのではないか」と話す。

 見学はフェンスの外側のみで、近くに専用の駐車場がある。自生地への案内板は、県道豊田明智線の御船町中島交差点にある。 (大谷津元)