ジャンル・エリア : まちおこし | グルメ | 特産 | 近畿 2022年10月12日
琵琶湖を自転車で一周する「ビワイチ」のPRの一環で、駅弁製造販売の老舗「井筒屋」(米原市)は15日から「ビワイチ弁当」を販売する。県内の名物を盛り込み、サイクリングで持ち運んでも偏らない工夫をした。
県は4月にビワイチ推進条例を定め、11月3日を「ビワイチの日」としてPRする。サイクリスト向けの弁当の企画を、県が井筒屋に持ちかけた。
湖北地方名産のカモのローストや赤カブ、ワカサギなどの食材を使った。おこわは季節ごとに山菜や枝豆、栗などの具材が変わる。
黒豆の容器は、福祉型障害児入所施設・県立信楽学園(甲賀市)の園生が手作りした信楽焼のぐいのみを使い、滋賀らしさにこだわった。持ち運びしやすく、環境にも配慮した紙のわっぱに詰め、揺れても具材が偏りにくい。
1個980円で、米原市の井筒屋本店とJR米原駅の店で販売する。11月5日には南三ツ谷公園(彦根市)に設ける、サイクリスト向けの臨時休憩所でも扱う。
井筒屋の林秀行取締役(55)は「県の名産品を詰め込んだ弁当をお供に、多くの人にビワイチを楽しんでほしい」と話す。(間宮大貴)