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【石川】森林で さあ冒険だ! 能美にアスレチック施設オープン

ジャンル・エリア : スポーツ | 石川 | 自然  2022年10月17日

アドベンチャーガーデン能美で樹上アスレチックを楽しむ利用客

アドベンチャーガーデン能美で樹上アスレチックを楽しむ利用客

ロープ滑降など40遊具「スリル満点」

 森林を活用したアスレチック施設「アドベンチャーガーデン能美」が15日、能美市和気町でオープンし、大勢の家族連れらでにぎわっている。高さ10メートル前後の樹上からワイヤロープを伝って滑り降りる「ジップライン」などさまざまな遊具が整備され、子どもも大人も冒険気分で木々の間の「空中散歩」を楽しんでいる。 (平野誠也)

 花卉(かき)販売や造園を手掛ける北陸園芸(同市徳久町)が、市内の「こくぞう里山公園」で開設した。広さは約8000平方メートル。木々の間に張ったワイヤやロープ、ネットなどの上を、落下防止用のハーネスを装着しながら渡り歩く。全40の遊具を備えたアドベンチャーコースと、うち28の遊具が楽しめるチャレンジコースがある。

 開設のきっかけは、同社を経営する村本宏斗さん(38)が「県内には子どもをダイナミックに遊ばせる場所が少ない」と感じたこと。地元関係者の賛同を得て計画を練り、森林活用のレジャー施設運営会社「冒険の森」(大阪府)の協力で7月から整備してきた。

高さ10メートルほどの「空中散歩」を楽しむ子どもたち。歓声が森林に響いた=いずれも能美市和気町で

高さ10メートルほどの「空中散歩」を楽しむ子どもたち。歓声が森林に響いた=いずれも能美市和気町で

 施設では早速、家族連れらが歓声を上げた。初日に体験した同市辰口中央小学校6年の女子児童(11)は「ぐらぐらするのがスリル満点」と満喫。秋晴れとなった16日、小学3年の長女らと訪れた金沢市の男性(39)は「子どもの頃に戻った感じ。娘が思いのほか、すいすいと行き、意外な一面が見られた」と喜んだ。

 村本さんは「これで完成とは思っていない。コースも増設したいし、評価を聞きながらバージョンアップしていきたい」と話す。年間1万人の利用を目指し、里山地域の活性化にもつなげたい考えだ。

 アドベンチャーコースの所要時間は約1時間半で、通常料金は1人3300円(税込み)。約1時間のチャレンジコースは2200円。利用には予約が必要。(問)北陸園芸0761(51)4400