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【三重】豪商旧宅やカフェに現代芸術薫る 松阪カルチャーストリート始まる

ジャンル・エリア : まちおこし | イベント | 三重 | 芸術  2022年11月07日

幅4メートルを超える巨大な絵が並ぶ会場=松阪市本町の旧小津清左衛門家で

幅4メートルを超える巨大な絵が並ぶ会場=松阪市本町の旧小津清左衛門家で

 松阪市中心部の豪商旧宅やカフェなど計12会場に絵や立体作品を並べ、芸術鑑賞とまち歩きを楽しんでもらう催し「松阪カルチャーストリート」(中日新聞社など後援)が6日、始まった。昨年に続き2回目。20日まで。 (奥村友基)

 メイン会場は旧長谷川治郎兵衛家(魚町)、旧小津清左衛門家(本町)、原田二郎旧宅(殿町)。県内外の作家28人が、日本画や映像、彫刻、立体作品など計約50点を出展した。

 旧小津家では、幅4.5メートル、高さ1.8メートルのキャンバスに満開の桜を描いた福永明子さんの日本画「蒼天」が目を引く。茶の間では、美術作家の奥村研太郎さんがモノクロの動画作品を上映。金星地表の図面や宇宙の電波の画像、実在の都市の地図などを重ね合わせた作品で、抽象的な動画は、流れる雲や繊維の拡大図などにも見える。歴史ある家屋の1室が現代アートの空間に仕上がっている。

 9カ所のサテライト会場では、カフェやギャラリーが独自のテーマで絵画や洋服、絵本などを並べる。今年は、5月に開館したサイトウミュージアム(魚町)も新しく会場に加わった。

 メイン会場は午前9時~午後4時半で、水曜休み。3館共通入館券は一般570円。サテライト会場は会場ごとに休みと開館時間が異なる。