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【三重】懐かしさ漂う昭和のひな人形 松阪の豪商旧宅で展示

ジャンル・エリア : イベント | 三重 | 展示 | 歴史  2024年02月19日

豪華な御殿飾りなどが並ぶ会場=松阪市魚町の旧長谷川治郎兵衛家で

 松阪市魚町の豪商旧宅「旧長谷川治郎兵衛家」などで、昭和期を中心にしたひな人形を飾る展示「ちょっと昔のお雛(ひな)さま」が開かれている。3月3日まで。

 江戸時代に木綿問屋として財を成した豪商の住まい旧長谷川家と、同じく豪商の邸宅だった「旧小津清左衛門家」(本町)、江戸時代末期の武家屋敷「原田二郎旧宅」(殿町)を会場に、計18組210体のひな人形を飾った。

 旧長谷川家では128体を展示。御所を模した豪華なミニチュアの建物の中にひな人形が座る珍しい「御殿飾り」や、長谷川家に残されていた昭和30年代ごろのものと見られる7段飾りを畳の部屋に並べた。

 旧宅内では、レコードで再生した童謡「うれしいひなまつり」を流しており、昔懐かしいひな祭りの雰囲気を味わえる。

 企画した学芸員の扇野耕多さんは「五人ばやしや三人官女など同じ役割の人形でも髪形や、顔、服装が異なる。違いを見つけて楽しんでほしい」と来場を呼びかけている。入館は午前9時~午後4時半。水曜休み。各館で100~400円の入館料が必要。 (奥村友基)