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【富山】魚津酒造 新たな船出 旧本江酒造 ブランドなど発表

ジャンル・エリア : イベント | グルメ | 富山 | 特産  2022年12月02日

村椿晃市長(左)から激励を受けた田中文悟社長(右から2人目)、杜氏の坂本克己さん(右端)ら魚津酒造スタッフ=魚津市役所で

村椿晃市長(左)から激励を受けた田中文悟社長(右から2人目)、杜氏の坂本克己さん(右端)ら魚津酒造スタッフ=魚津市役所で

 魚津市の魚津酒造(旧本江酒造)は1日、新体制下で仕込んだ酒の第1号「帆波『純米吟醸無濾過(ろか)原酒初しぼり』」をはじめ、新しい商品ラインアップを市役所で発表した。

 魚津酒造は今年、本江酒造から経営を引き継ぎ、社名を1日に変更した。「帆波」は魚津酒造の新ブランド。初しぼりをはじめ10銘柄があり、全て深い味わいの無濾過原酒で添加物を使わない純米仕様。初しぼり以外は今月以降、順次発売する。

 田中文悟社長(46)、坂本克己酒造部長兼杜氏(とうじ)(51)らが発表会に出席し、田中社長は本江酒造時代からのブランド「北洋」「蜃気楼(しんきろう)の見える街」も「帆波」と同じく全量純米仕様で酸化を抑えるため、タンク貯蔵をせず、できたてを全て瓶詰めしている新体制の酒造りを説明した。「帆波」は特約店限定、「北洋」は通常流通、「蜃気楼」は県内限定で扱うという。

 田中社長は「一人でも多くの笑顔が見られる酒にしたい」、坂本杜氏は「キレがあるおいしいお酒を造りたい」と意欲を語り、村椿晃市長から激励を受けた。

 帆波の初しぼりは6日に発売する。四合瓶は1870円、一升瓶は3740円。2日午後5時半から、魚津酒造の新酒と紅ズワイガニを振る舞うイベントが魚津駅前で開かれる。(松本芳孝)