ジャンル・エリア : イベント | グルメ | 特産 | 静岡 2019年11月12日
全国の日本酒108銘柄が味わえる「日本酒大きき酒会」が15日午後6時半~8時、浜松市中区のプレスタワーで開かれる。日本酒の売り上げが下火となっていた2010年、再び人気を取り戻したいとの思いで開催し、今年で10回目の節目を迎える。関係者は「近年は若者や女性にも人気が出てきた。さらに日本酒の裾野を広げていきたい」と意気込む。
県西部の酒店や卸問屋20業者でつくる日本名門酒会浜松支部が、全国のさまざまな日本酒に親しんでもらおうと主催。会場ではおちょこが配られ、北海道から九州までのえりすぐりの日本酒を試飲できる。今年は同支部が日本名門酒会に加盟してから40周年の記念の年でもあり、令和が幕開けした今年にしぼられた新酒も出品する。
全国の酒蔵関係者から、酒造りへの思いや味の特徴を直接聞けるのも醍醐味(だいごみ)の一つ。当日は、島田市の大村屋酒造場、宮城県大崎市の一ノ蔵、新潟県柏崎市の原酒造など、例年より2蔵多い計7蔵の関係者が訪れる。
同支部の加藤国昭さん=浜松市西区=は「出品してくれた酒蔵の中には、台風で被害を受けたところもある。広い世代に日本酒を楽しんでもらい、酒蔵への貢献、酒店の発展につなげていきたい」と話した。
参加費は事前申し込みで2500円、当日は3000円。定員270人。チケットは同支部会員の店で購入できる。(問)加藤さん=053(485)3536
(坂本圭佑)