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【愛知】史料に残る、古城や城跡の記録 西尾・岩瀬文庫で企画展

ジャンル・エリア : 展示 | 愛知 | 歴史  2022年12月08日

城跡や古城が描かれた絵図が並んだ企画展「古城−失われた城の記録」=西尾市岩瀬文庫で

城跡や古城が描かれた絵図が並んだ企画展「古城−失われた城の記録」=西尾市岩瀬文庫で

 江戸時代の地誌や絵図などに登場する古城や城跡を紹介した企画展「古城−失われた城の記録」が、西尾市岩瀬文庫で開かれている。来年3月5日まで。入場無料。

 「尾張・三河の古城」や「西尾の古城」などの4章に分け、史料約40点を展示。戦乱の世が終わり、江戸時代以降に廃城となった古城や城跡約50カ所を紹介した。

 西尾市寺津地区にあった「寺津城図」は、土塁や堀の幅まで記されており希少。山中八幡宮(岡崎市舞木町)が描かれた絵図では「医王山古城跡松平太田竹尾三氏所築ナリ」との記載があり、県内最大級の山城だった山中城の存在がうかがえる。

 担当の浅岡優学芸員は「世の中には、天守や石垣もなかった城があることを知ってほしい」と話した。

 原則月曜と第3木曜、12月29日~来年1月3日が休館。浅岡学芸員による展示解説は10日と来年2月4日午後1時半から約1時間、市岩瀬文庫である。予約不要。

(問)同文庫=0563(56)2459

(角野峻也)