ジャンル・エリア : 文化 | 歴史 | 海 | 石川 2023年02月02日
穴水町は、中居地区の景観や文化を後世に残そうと地元住民が選んだ「新中居八景」の案内看板を、地区内の8カ所に設置した。すべての看板の位置が分かる総合案内看板も中居湾ふれあいパーク(中居)に近く設ける。
看板はステンレス製で高さ約1メートル、幅40センチ、奥行き10センチ。数字の「8」を模した意匠に番号と名称を記し、「地福院羅漢樹(ちふくいんらかんじゅ)」「さとりの道・墓石群」「ボラ待ちやぐら」などを日本語と英語で紹介している。8カ所の他、地区内の西蓮寺には江戸期の旧八景と寺のゆかりについて解説した看板を置いた。総合案内はパークにある既存看板の裏面を貼り替え設置する。
鋳物で栄えた地区の魅力を発信しようと、新八景を選定した「新中居八景創造会議」が町と協議し、看板の場所や紹介内容を決めた。竹野博正会長は「観光客など町外の人に地区を発信し、町内の小中高生にとっても新中居八景への理解を深める機会になれば」と期待する。(小林大晃)