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【富山】63体目 黒ベエで完成 氷見市のまんがロード整備

ジャンル・エリア : まちおこし | サブカルチャー | 富山 | 展示  2023年03月14日

黒ベエのモニュメントで「影を操られる」林正之市長(中)ら=氷見市本町で

黒ベエのモニュメントで「影を操られる」林正之市長(中)ら=氷見市本町で

 氷見市は12日、市出身の漫画家、故藤子不二雄(A)さんの作品のモニュメント「黒ベエのシャドウ・サプライズ」を同市本町に設置した。市街地で整備を進めてきた「まんがロード」が完成した。

 黒ベエは、ブラックユーモアのキャラクター。黒いマントの少年で、他人の影と同化して操る「影移し」などの影の魔術を使う。

 モニュメントは鉄筋コンクリートの壁に、高さ2メートルの繊維強化プラスチック製の黒ベエをはめ込んだ。地面に伸びる影の先端に立って、「影移し」にかかって操られた格好の写真が撮影できる仕掛け。現地でお披露目式があり、林正之市長と各界代表者らが除幕した。

 藤子スタジオの松野いづみ社長が「黒ベエが誰かの影に溶け込んで、いまごろ氷見の見物をしているかも」とのメッセージを寄せた。

 市がJR氷見駅から北の橋(中央町)までの商店街を中心に総延長1.8キロで整備する「まんがロード」のモニュメントは、1992年設置の「忍者ハットリくんからくり時計」で始まり、黒ベエで63体目となる。(小畑一成)