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【岐阜】合戦図屛風を一部お披露目 岐阜関ケ原古戦場記念館

ジャンル・エリア : 展示 | 岐阜 | 歴史  2023年03月24日

武将の細やかな動きを表現した「動く合戦図屛風」の一部=関ケ原町の岐阜関ケ原古戦場記念館で

武将の細やかな動きを表現した「動く合戦図屛風」の一部=関ケ原町の岐阜関ケ原古戦場記念館で

 関ケ原町の岐阜関ケ原古戦場記念館で、町歴史民俗学習館が所蔵する「関ケ原合戦図屛風(びょうぶ)」を基に映像作家の重田佑介さんが手がけたデジタルアート作品「動く合戦図屛風」の一部が展示されている。関ケ原合戦(1600年)に参戦した武将の細やかな動きが表現されている。5月7日まで。

 全6扇のうち、右側2扇が完成した。桃配(ももくばり)山で指揮を執る徳川家康や赤色の武具が特徴的な井伊隊、石田三成の軍勢に向かって鉄砲を撃つ黒田長政隊が描かれている。

 基になる合戦図屛風には家康や三成などの武将の姿は描かれていないが、いら立って爪をかむ家康や本陣と部隊を行き来して指令を伝達する「使番(つかいばん)」が動く様子も盛り込んだ。記念館が重田さんに依頼し、半年かけて2扇を完成させた。年度末までに全体が完成する予定。

 小和田哲男館長は「武将の動きがあるため、よりリアルに合戦の様子が伝わる」と話す。月曜休館。午前9時半~午後5時。 (成田はな)