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【石川】28工房 ガラスに個性 県地場産センター 全国手づくり展

ジャンル・エリア : 展示 | 工芸品 | 石川  2023年05月02日

全国手づくりガラス展の作品を眺める来場者ら=金沢市鞍月の県地場産業振興センターで

全国手づくりガラス展の作品を眺める来場者ら=金沢市鞍月の県地場産業振興センターで

能登島や金沢からも出展

 第37回全国手づくりガラス展が、金沢市鞍月の県地場産業振興センターで開かれている。食器や花瓶、アクセサリーなど約2000点のガラス作品が一堂に会する。(奥田哲平)

 全国16都道府県から28工房が出品。会場入り口で目立つように展示されるのは、能登島ガラス工房(七尾市)の「能登藍-NOTO BLUE-」。能登地方で取れる珪藻土(けいそうど)を原料に使用し、含まれる金属物質が落ち着いた色合いを生み出し、一輪挿しやぐいのみなどが並んだ。

 金沢ガラス絵創作研究会を主宰する鹿山栄子さんは、板ガラスの裏に彩色する技法で、加賀野菜や金沢市主計町の「あかり坂」などを描いた。愛媛県松野町にある「森の国ガラス工房」の山岡健輔さんは、金沢で創作活動を始めたゆかりの作家。天体の星をモチーフにした花器を出品した。

 このガラス展は県産業創出支援機構と県デザインセンターが主催。地場産センターの紺村茂副センター長は「作家それぞれの個性を楽しみ、『これで一杯飲もう』などとお気に入りの逸品を見つけてほしい」と来場を呼びかけている。

 同展は17日まで(3~5日休館)。入場無料。