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【愛知】鉄道を眺め 締めは町中華 わん丸君ルーム 愛知県犬山市

ジャンル・エリア : グルメ | 愛知 | 鉄道  2023年07月06日

ファンには歓喜の「わん丸君ルーム」

ファンには歓喜の「わん丸君ルーム」

 先日、愛知県犬山市に行きました。「あんた、3月にも『城下町散歩』とかいって、犬山の話を書いていたやろ」とおしかりくださいますな。

 小社の水越直哉・犬山通信局長が4月、朝刊の地域版で犬山市内のホテルに市の公式キャラクター「わん丸君」のお部屋ができたことを報じていたのですよ。「これはぜひ泊まりたい」というわけで、再びお邪魔してきました。

 そのホテルは名鉄犬山駅の西口から出て、目の前にある「ホテルミュースタイル犬山エクスペリエンス」。1階におしゃれなカフェがあって、ぱっと人目を引きます。

 お部屋のドアを開けると、室内はこう。おお、わん丸君のぬいぐるみやら、ベッドカバーが。壁には国宝犬山城など市内の観光名所を訪れた折のわん丸君の写真といたるところにわん丸君!

 これ、ファンの皆さまには歓喜極まる部屋でしょうね。宿泊した記念に、わん丸君のハンドタオルなどおみやげもあって、このタオルは後日、読者へのおみやげプレゼントにしたいと思っています。

 この部屋、私のような鉄道好きには、もう1つの魅力があります。それは、犬山駅を発着する電車が、目と鼻の先というしかない距離で見えること。最高のトレインビューを満喫しました。

 さて、晩ごはんについてもご報告させてください。

思いっきり「トレインビュー」が楽しめます

思いっきり「トレインビュー」が楽しめます

 こちらも水越さんの記事で知った「中国料理池田屋」。創業1927(昭和2)年、地元の人たちに愛されてきた「町中華」のお店で、ホテルから歩いて10分ほどです。

 名物は「どんでん焼」で、豚の肩ロースを特製のたれに漬けて焼き上げたものです。野菜や海苔(のり)が添えてあって、これをご飯の上にのせたなら「どんでん丼」となります。

 「どんでん」とは犬山祭の車山(やま)が勢いよく方向転換する時のことを指す言葉だとか。お祭りになると不思議とよく注文されることから、名付けられたそうです。なるほど。

 さらにエビのチリソースとギョーザも注文し、ビールもお願いして、では、威勢よくいただきましょう。

 私と妻の後にも次から次にお客さんがいらして、本当に親しまれているお店なのだと分かります。店内の壁には、将棋の棋士・杉本昌隆8段の直筆の色紙がありました!

 以前に来店された折、記念に書いてくれたものだそうで、私もこちらのお店に通ったら将棋が強くなるかも-なんて高望みしてはだめですね。

 ああ、おいしかった。またお伺いします。 (三品信)

 ▼ガイド ホテルミュースタイル犬山エクスペリエンスの「わん丸君ルーム」は定員2人です。料金は、朝食付きなら1泊2万2700円からです(大人2人で泊まった場合)。(電)0568(54)3111。池田屋さんは原則として水曜定休です。(電)0568(61)0672。どんでん焼とエビチリはどちらも950円で、ギョーザは350円でした。エビチリは、写真を撮る前にエビを1つ食べてしまいました。意地汚くてごめんなさい。

(中日新聞夕刊 2023年7月6日掲載)

どんでん焼とエビチリ、ギョーザ

どんでん焼とエビチリ、ギョーザ