ジャンル・エリア : グルメ | 愛知 | 特産 2023年07月26日
「菊石」の銘柄で知られる豊田市四郷町の酒蔵「浦野酒造」でこの冬に造られた新酒が、4~5月に開かれた全国新酒鑑評会で金賞の1つに選ばれた。一昨年から3年連続の受賞。
審査では、銘柄を隠した状態で、審査員が香りの良さや味のバランスなどそれぞれの項目に点数を付け、総合的に評価する。今年は全国の酒蔵から818点の出品があり、4月の予審で394点が入賞。このうち218点が、5月の決審で金賞に選ばれた。県内からは4点で、三河地方では1点のみだった。
杜氏(とうじ)の新井康裕さん(49)によると、今回の酒米は固くて溶けにくい傾向があり、水分を多めにしたり、こうじ菌を多めにしたりして調整した。
その結果、きれいな味わいで甘さが少しあり、後口がすっきりとした酒に仕上がった。香りも華やかで、新井さんは「ワイングラスなどで楽しんでほしい」と話した。
受賞した新酒は浦野酒造などで販売中。720ミリリットルで5665円。(問)浦野酒造=0565(45)0020
(服部桃)