ジャンル・エリア ： 展示 | 愛知 | 芸術　 2023年08月07日

常滑の海をイメージした平面作品などを出展している清水さん＝常滑市のギャラリーセラで

　常滑市鯉江本町のギャラリーセラで、市出身の彫刻家、清水啓一郎さん（４７）が企画したグループアート展が開かれている。１４日まで。

　東京芸大時代の友人をはじめ、美術教諭を務める埼玉県の城西大付属川越高校の卒業生や教え子ら十数人が参加。彫刻や絵画、イラスト、写真など３０点を並べた。

　清水さんは彫刻やデッサン、独自の技法を使った平面作品を出展した。淡い緑色とオレンジ色が印象的な平面作品は、少年時代の記憶にある常滑の海を抽象画のように表現。陶芸作家の父と共作した彫刻作品もある。

　コロナ禍で失われつつあった「つながり」を意識し、「ｃｏｎｎｅｃｔ．」と題して企画した。清水さんは「ジャンルが異なる作品が多く、興味や関心が次につながっていくような展覧会になれば」と話す。入場無料。　（渡辺大地）