ジャンル・エリア ： イベント | 動物 | 生き物 | 石川　 2023年08月15日

堂々とした姿を見せるホワイトタイガー＝能美市徳山町で

獣医師が頭蓋骨解説も

　いしかわ動物園（能美市徳山町）で１２日、夜間も営業する夏恒例の「ナイトズー」が始まった。通常は午後５時の閉園時刻を同９時まで延長。暑さが和らぐ中、大勢の家族連れらが日中とは異なる夜の動物の姿を見て楽しんだ。　（平野誠也）

　４年ぶりに通常の形式で開催。コロナ禍が始まった２０２０年は予約制とし、２１年は中止。２２年は園内一方通行やマスク着用などの対策を実施していた。

　日中は横になって休むことも多い夜行性のホワイトタイガー「クラウン」が活発に歩き回る様子に、来園者は「かっこいい」と歓声を上げ、スマートフォンで撮影。跳びはねるカンガルーや、プールで涼しそうに泳ぐペンギン、闇夜に照らされたキリンやシマウマ、ゾウの姿などを興味深そうに見つめていた。

窓越しにカンガルーの撮影を楽しむ来園者＝能美市徳山町で

　動物の頭蓋骨を並べて獣医師が解説する催しも新たに開かれ、来園者は動物がどのように餌をかんで食べるかなどを学んだ。

　ナイトズーは９月２４日までの土日曜（９月２、３両日は除く）に開かれる。入園は午後８時まで。期間中は、地元の吹奏楽団メンバーでつくる同園応援バンド「いしかわズービック」の演奏など、日にち限定の催しもある。