ジャンル・エリア : イベント | 展示 | 愛知 | 芸術 2023年09月15日
障害のある人の芸術や文化活動を紹介する「あいちアール・ブリュット障害者アーツ展」(中日新聞社、中日新聞社会事業団後援)が14日、名古屋市東区の市民ギャラリー矢田で始まった。18日まで。入場無料。
障害者の社会参加や障害への理解を促そうと県が主催。10年目の今年も県内在住、在勤の障害のある子どもや大人から絵画や立体作品などが寄せられ、637点を展示した。
「行きたい場所」をテーマにした作品では、宮島(広島県)の大鳥居や欧州の街並みが鮮やかに描かれた絵が並ぶ。自由部門には、リサイクルできる素材を使って仕上げた「未来の恐竜」など独創的な作品がずらり。芸能人ら多くの人が大相撲の取組を楽しむ様子を切り取ったユニークな貼り絵もあり、注目を集めていた。
アート雇用で活躍する障害者や、過去のアーツ展で複数回入選した人らの作品約50点も、「あいちアール・ブリュット美術館」と題して飾る。15日午後1時から障害の有無を超えて誰もが楽しめるクラシックコンサートを開催。16日午後1時半からは障害者らの多彩な舞台パフォーマンスもある。
(伊勢村優樹)