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【石川】独創作品 何度でも見たい 障がい者芸術祭 穴水でアンコール展

ジャンル・エリア : 展示 | 石川 | 芸術  2023年12月01日

エントランスホールに並べられた障がい者芸術祭の出展作品=穴水町大町のさわやか交流館プルートで

 26日閉幕したいしかわ百万石文化祭の穴水町地域文化発信事業「障がい者芸術祭」のアンコール展示が1日から、同町大町のさわやか交流館プルートで始まる。特に反響が大きかった障害者支援施設「県精育園」(同町七海)の利用者4人の絵画を中心に約20点を並べ、芸術祭の余韻を届ける。10日まで。

 芸術祭で仏心堂に飾られた4人の絵画は、記号のような小さな図柄が無数に描かれたり、色とりどりのクレヨンで四角い形をいくつも塗り上げたりと、個性が光る独創的な作品ばかり。各会場で使った積み木や組み木の端材、家具の部品を改めて組み上げた造形作品などとともに、エントランスホールを彩っている。

 絵画は芸術祭の来場者から引き合いの多かった作者の作品を選び、展示期間は3~9日の障害者週間に合わせた。百万石文化祭の町実行委アートディレクターを務め、今回の展示を企画した角章子さんは設置作業を終え、「出展した障害者の皆さんの才能に気付き、障害者アートの活用が広がるきっかけになれば」と期待を込めた。(小林大晃)