ジャンル・エリア : 三重 | 動物 | 水族館 | 生き物 2023年09月25日
先月5日から今月にかけて43匹のアオウミガメがふ化した紀宝町の道の駅「紀宝町ウミガメ公園」で22~24日、ウミガメの誕生を祝う「生誕祭」があった。
初日の22日に記念式典があり、園内に増設した長さ約180センチの展示プールを披露。同町の西田健町長らが子ガメをプールに放した。増設で展示は以前の4匹から8匹に増え、今後も順次増やしていく。
23、24の両日は、普段バックヤードで飼育している子ガメのうち25匹を一般公開したほか、地域特産のマイヤーレモンを使用した食品や公園のオリジナルグッズなどを販売する店が並び、観光客らでにぎわった。
園によると、生まれた43匹は甲長は5~7センチほどで、いずれも順調に育っている。松阪市から訪れた児童(7)は「泳いでいるところがかわいかった」と、愛らしい姿に癒やされていた。
飼育員の伊藤柊也さん(24)は「休むときに甲羅の上に両ひれを乗せる子ガメ特有のポーズに注目してほしい」と話している。子ガメの成長の様子は、園のインスタグラムやユーチューブなどで発信を続ける。
(酒井貴之)