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【福井】パリに行きたくなるアートや工芸集め 県立美術館で企画展

ジャンル・エリア : 展示 | 福井 | 芸術  2023年10月02日

来場者を楽しませる油彩画やリトグラフ=福井市の県立美術館で

来場者を楽しませる油彩画やリトグラフ=福井市の県立美術館で

 フランス・パリにまつわる多彩な作品を楽しめる企画展「パリに行きたい!」が、福井市の県立美術館で開かれている。15日まで。

 パリは19~20世紀初頭、都市の大改造や万国博覧会、産業革命による鉄道の発達などで近代都市に変貌する一方で、「花の都」とたたえられ多くの芸術家が集まった。

 会場には絵画や版画、ポスター、ガラス工芸品など118点が並ぶ。セーヌ川の景色を表現したシニャックの点描画、エッフェル塔をさまざまな視点で描いたリヴィエールのリトグラフ、スイレンを描いたモネの油彩画、ドーミエの風刺画、藤田嗣治の自画像といった作品が来場者の目を引く。

 西川奈津美主査(学芸員)は「パリに活気があった19~20世紀初頭の名作を集めた展示になっているので、楽しんでもらいたい。旅行に対する機運も高めたい」と話す。

 観覧料は一般・大学生1300円、高校生900円、小中学生600円。(問)県立美術館=0776(25)0452

 (佐久間博康)