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【岐阜】辰年にちなみ金色の龍プリント 下呂の玉龍寺、御朱印人気

ジャンル・エリア : 岐阜 | 歴史 | 神社・仏閣  2024年01月10日

龍の御朱印(右)と塩谷さんが描いた掛け軸を持つ佐々木住職=下呂市の玉龍寺で

龍の御朱印(右)と塩谷さんが描いた掛け軸を持つ佐々木住職=下呂市の玉龍寺で

 今年のえと「辰(たつ)」にちなみ、玉龍寺(下呂市金山町中切)の御朱印が人気を集めている。金色の龍がプリントされていて、「縁起がいい」と買い求める人が増えている。

 玉龍寺は約1300年前の奈良時代の創建。飛騨国を治めた戦国時代の武将、金森長近の戒名から「龍」の字を取って玉龍寺と呼ばれるようになった。秋には境内のモミジが真っ赤に色づき、地元では紅葉の美しさで知られている。

 寺の名前に加え、境内の池に龍がすむ伝説もあることから佐々木方格住職(44)が2022年6月、「龍が棲(す)む寺」として交流サイト(SNS)で発信したところ注目を集めた。昨年、えとに合わせて龍の御朱印を作ろうと着想し、龍の絵を専門に描いている日本画家の塩谷栄一さん=京都市=にデザインを依頼した。

 龍の御朱印は、昨年9月に寺のホームページなどで発売。じわじわと人気が広がり、えとが辰に代わるとさらに多くの注文が寄せられた。今後も龍の御朱印の新作を随時、売り出すほか、塩谷さんを講師に招いて龍の絵を描く「写龍会」を催す。

 佐々木住職は「辰年なので、御朱印は特に御利益があるはず。平和で皆が幸せに暮らせる世の中になるよう祈っている」と話した。(問)玉龍寺=0576(32)2361

 (上田千秋)