ジャンル・エリア : 三重 | 展示 | 芸術 2024年01月22日
伊賀市出身の俳人、松尾芭蕉の生誕380年を記念する展示「絵が先か、俳句が先か」が、同市別府の市ミュージアム青山讃頌舎(うたのいえ)で開かれている。来月18日まで。
同市上野丸之内の芭蕉翁記念館との合同企画。記念館で作品のパネル展示をしている水墨画家・故穐月(あきづき)明さんの原画をそろえた。会場には、芭蕉の俳句から連想される光景を描いた水墨画計40点を展示した。
作品の横には俳句を掲示し、「桜」や「月」など芭蕉が詠んだ俳句の世界観を視覚的に楽しめる。「奥の細道」を題材にした作品もあり、旅する芭蕉や弟子の河合曽良の姿も見られる。
ミュージアムの学芸員穐月大介さん(68)は「俳句に親しみのない人でも見やすく楽しい内容になっています」と来場を呼びかける。
午前10時~午後4時半。一般300円、高校生以下無料。火曜日休館。 (瀬里崎蒼馬)