ジャンル・エリア : 展示 | 福井 | 芸術 2023年05月01日
細密な花鳥画で知られる江戸時代の画家伊藤若冲(じゃくちゅう)(1716~1800年)の水墨画を展示する特別展「若狭高浜の禅宗文化1 伊藤若冲と若狭の禅僧」が高浜町郷土資料館で開かれている。28日まで。期間中無休。龍やコイ、亀などを描いた躍動感あふれる若冲作品8点が並ぶ。
若冲が活動の拠点とした京都の臨済宗大本山「相国寺」にゆかりがある高浜出身の画僧の維明周奎(いめいしゅうけい)は、若冲を師事し、若冲の画風に似た作品を多く残した。周奎は梅の水墨画を好んで描いており、今回は3点を展示。若冲作品やパネルと合わせて、京都と若狭との間での書画を通じた禅の交流を伝えている。入館料は一般600円、小中学生300円、小学生未満無料。(問)同資料館=0770(72)5270
(本田英寛)