ジャンル・エリア : 神社・仏閣 | 福井 | 自然 | 花 2024年02月05日
四季の花木が咲く敦賀市常宮の常宮神社で、梅の一種、寒紅梅(かんこうばい)が見頃を迎え、鮮やかな赤やピンクの花が境内を彩っている。今月中旬ごろまで楽しめる。
40年ほど前から植樹と整地をしている宮司の宮本民雄さん(78)によると、今年は暖冬で正月ごろから開花し、例年より早く満開になった。咲き始めは濃い赤で、徐々にピンク色に変わっていくという。
境内には、黄色いロウバイの花や、薄ピンクの花が咲くしだれ梅なども植えられている。寒紅梅の後は紅梅、白梅、しだれ梅と、順々に咲き、今月下旬ごろまで楽しめる。
立春の4日は、安産や健康の祈願に訪れた多くの参拝客が、境内の梅を背に写真を撮っていた。宮司の宮本さんは「夏場の手入れは大変だったが、きれいな花が咲いた。上品な香りを楽しんで」と話した。 (飯村健太)