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【岐阜】自社牧場のジャージー牛ミルクで「生チョコ」 飛騨の牧成舎が発売

ジャンル・エリア : グルメ | 岐阜 | 特産  2024年02月09日

しぼりたて生チョコを紹介する関口さん=飛騨市古川町で

しぼりたて生チョコを紹介する関口さん=飛騨市古川町で

 飛騨市古川町の牛乳・乳製品製造業「牧成舎」は、自社牧場のジャージー牛のミルクを使った新商品「しぼりたて生チョコ」を発売した。自社のみでの製造にこだわりながら、従業員の働き方にも配慮。同社の関口寛子さんは「ミルク本来の自然で素朴な味わいが楽しめる」と話す。

 ジャージー牛から搾ったミルクをその日のうちに生クリームに加工し、クーベルチュールチョコレートを混ぜる。同社によると、牛の誕生の段階から加工品の製造、梱包(こんぽう)、販売まで1社で賄う生チョコ商品は珍しいという。

 ジャージーミルクは乳量が少ない一方、乳脂肪が高く、うまみ成分が強いという。主にソフトクリームに活用していたが、2年前に生クリームの機械を導入したのを機に、より付加価値の高い新商品を考案した。製造工程がシンプルでストックも可能な点から、多様な働き方に対応できる利点も見込まれるという。

 関口さんは「高級なチョコレートブランドにも負けない味だと自負している。プレゼントにもお勧め」と笑みをこぼした。同社の店頭やインターネットサイトで販売。税込み1620円で、送料込みで2700円。(問)牧成舎=0577(73)2226

 (吉本章紀)